とある映画依存症女

ザ・ワンのとある映画依存症女のレビュー・感想・評価

ザ・ワン(2001年製作の映画)
4.2
2024年今年一発目はこちら!

世界観の設定とバトルシーンのバランスが絶妙なジェット・リーのカンフーアクションがキレキレな正統派SFアクション。(ユーネクストにて鑑賞 2024年1月1日 100点満点中83点)

1月1日あけましておめでとうございます!
ということで、はじめてにふさわしいタイトルのこれ!ザ・ワン!

ずっと気になっててようやく鑑賞🎥
シンプルに面白い!そしてジェット・リーさんやっぱりカッコイイ✨

あらすじはざっくりと言うとパラレルワールドが存在し、別の世界がたくさん並行してあり、他の次元では別の同じ人物が同時に存在するという世界。その世界では別の宇宙に125人のジェット・リーが存在していた。1人のジェット・リーが他の宇宙のジェット・リーを倒しはじめる。どうやら同じ人物が1人ずつ減るにつれ、その人物のエネルギーが残った同一人物に移り、数が少なくなるにつれて強くなっていく。悪党である世界線のジェット・リーは他の123人の別のジェット・リーを倒し、残り、2人となる。本作は悪党で同一人物を全滅させ強大な力を得ようとするジェット・リーと、唯一生き残ったもう1人のジェット・リー(主人公)の戦い、そして悪党が強大な力を持つのを危惧した捜査官?たちの戦いを描く。
とこれまでわかりにくくかいてしまったが、簡単に言うなら多次元世界の2人のジェット・リーのバトル映画である。

この映画設定は一見複雑そうではあるけど、中身は非常にシンプルなものであり、SFの加減が程よくなっている。矛盾点やツッコミ所もない訳ではないが、斬新な設定が冒頭に説明された後ノンストップで物語が進んでいくが、近未来的雰囲気を全編において感じられ、SF好き空想世界好きのハートを鷲掴みにするつくりとなっている。難解さや複雑さはないのでみやすくなっており、SFの加減としては、シュワちゃんやブルース・ウィリス系のSF、リベリオン、Vフォーヴェンデッタくらいの感じだろうか。
また、アクションシーンは見応え抜群。ストーリー構成は至ってシンプルだけど、設定、雰囲気がマンネリさ、ありきたりさを感じさせず、最後まで飽きることなくみれた。そして、戦闘もスーパーヒーローのような度を超えた映像とか強さでなく、現実的だけど、圧倒的、強靭な戦闘、身体能力を魅せてくれる感じがとにかくカッコイイ。特に最後の1対1でのカンフーアクションバトルは本当にあつい。

そして、BGMもエモい。バトルシーンで流れるハードロックが素晴らしい。バトルのカッコ良さを引き立たせる。私の大好きなバンドPapa Roachのニューメタル音楽が終盤鳴り響き、ここがクライマックス!
本当は四つ星くらいだけど、BGM補正で0.2加算。

SFとアクションのバランスの加減が程よい王道SFアクション。考察映画好きには物足りないかもしれませんが、面白さは保証します!

皆様、良い1年を!