去年亡くなった祖母のことを思い出しながら見る映画でした。
私と祖母の関係はなんとなくビリーと祖母の関係のようでした。孫に色々とうるさく言うこともあるけれど、いつも気にかけてくれて、孫が冗談で返しても怒らず「何いってんの」と言ってクスクス笑ってくれる優しくて可愛らしい祖母でした。
一年に３、４回は会いにいって、そんなやり取りをしていたのに、コロナ禍で会えなくなり、そして一年会えない時が続いていた中で何の前ぶれもなくある日突然亡くなってしまいました。突然心の中にポッカリ穴が空いたようでした。
この映画を見て感じるのは、皆が会いに集まるのは余命わずかな祖母に最高の思い出を作ってあげるため、というよりも、皆が自分たち自身の心の整理と準備をするためなんだろうな、ということ。
だからビリーも行く。
一見自己中な行動かもしれないけれど、それは否定するものではないと思います。
あわよくば自分もこうしたかったです。
後悔先に立たず。
