たけちゃん

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのたけちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
<病室の扉を開けると、弱りきった父がベッドで寝ていた。
子供の頃に見ていた父はもうそこにはいない。
父は、もう老いている・・・(略)
『僕はこの人が死んだ時、泣くのだろうか?』
僕と父の間に、泣くほどの思い出があるのだろうか?
この人は僕のたった一人の父なのに・・・どうしてこうも他人として考えているのだろう・・・そんな自分がとても情けなくて、冷たい生き物に思えた。>
(書籍『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』冒頭より)

この映画はオンラインゲームが大好きなマイディーさんによる「一撃確殺SS日記」というブログが出発点になっており実話だそうです。
定年前に急に仕事をやめて単身赴任から実家に帰ってきたお父さん。もともと会話のない父子だが、これでいいのだろうか?子供の頃に一緒にゲームで遊んだ記憶を思い出し、オンラインゲームの中で正体を隠して友達になってみよう。そうしたら親子の関係を再構築できるのではないか?その経緯が31話のブログに記されています。
元々は私の好きなドラマ「おい!ハンサム」で好演した吉田鋼太郎が出演していたこと、私のフォローしている方のおすすめもあり興味を持ちました。多少の突っ込みどころはあるものの、思いのほか感涙!