恋人いない時は欲しい〜とかよく思うけど、いない間の悩みってそれだけなんですよね。
でもできたらできたでそのできた後の悩みって8000億くらいあって、しかもまた失恋までついてくる場合もある。
そして大好きな人を失うと、胸が張り裂け千切れて爆ぜ散らかすような感覚になるのは本当に何故なんでしょうね。
9年も愛し合った恋人に振られてしまって傷心中のジェニーが、親友2人と思い出のクラブイベントに行って吹っ切れる為にドタバタすると言う話です。
(めちゃくちゃざっくりですみません。)
親友2人もそれぞれキャラが立ってて最高でした。
過去のトラウマを引きずって人を愛する気持ちに鍵をかけてしまってるレズビアンのエリンは、他2人がストレートであるが故になかなか自分の深い傷の話を相談できずモヤモヤしています。
このエリンさん、スタイル良くておしゃれで、基本あっけらかんとしてる姿勢がめちゃくちゃかっこいい。推しです。
30までに結婚して、週末の朝は友達とマルシェに行きたいとかいう人生計画をはっきり立ててるつもりの優等生キャラのブレアは、自身の本心と計画が大きくずれていることに内心焦っています。そしてそのズレが他2人に丸バレなのがまた可愛い。
本当はやんちゃで大胆なところもあり、1番クレイジーだった気がする。笑
主人公のジェニー、恋人から「夢があるってすごい。俺は何もないから、尊敬する。本当に君はすごい」みたいなこと言われる回想シーンがあって、「私の全部を理解して愛してくれている」という絶大な安心感があったのに、その夢が叶って遠距離確定したことがきっかけで振られてしまうんです。
クソ!この感じわかる!!!わかるぞ!!!!!
めちゃくちゃわかるしつらすぎてこの映画中ずっと泣いて笑ってキレて忙しかった。
ていうか愛してるのに別れるってなんやねん!!!!愛してるなら別れんな!!頑張れよクソが!!!!
私と違うのはここまで分身かって程分かり合って高め会える親友がいないということ。
基本彼氏と別れても友達に心配かけたくなくて1人で枕を濡らすタイプです。
でもまあ、そんな人の方が多いんじゃないでしょうか?
だからこそ、こういう映画観て一緒に共感して、「こんな映画になってるくらいなんやからみんな耐えてるってことや!」と前向きになれたらいいんじゃないかなと思います。私にとってはこの映画がジェニーにとってのエリンとブレアかなぁ。
最後に、側から見たらそんなことかよ!みたいな小さな小さな一歩を3人それぞれ踏み出すんですが、しっかり「みんな偉い」「成長した、大人になった」と褒め称え合うシーンがあるんです。マジでそれな感です。
毎日楽しい幸せなことばっかりじゃなくても、ちゃんと起きてご飯食べたりトイレ行ったりまた寝たりするだけで偉い。
みんな偉いんですよ。
私はそれが言いたかった、、、(?)
これは絶対観た方がいい。
私はこの映画大好きです。