ひまなお兄さん

魔女見習いをさがしてのひまなお兄さんのレビュー・感想・評価

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)
4.0
実は予告をチラ見したくらいでほぼ前情報無しで観た。

どれみ達おジャ魔女の成長した何年後かの話かと思ったらまさかの設定は当時おジャ魔女を観ていた架空の3人の女の子たちが主人公のいわゆるメタ的な作品だった。

ただ、鎌倉にMAHO堂のモデルになった建物があるという設定はアニメオリジナルで面白いなと思った。

年齢は違えど、かつておジャ魔女を観ていた世代の女の子3人が偶然出会い、おジャ魔女の舞台になった場所を巡る旅路で、それぞれの職場での悩みや人間関係に傷つきつつもおジャ魔女を観ていた当時の自分を振り返ったり、どれみ達のことを思い出したりして一歩踏み出す勇気を手にする。
そんな感じでしょうか。

観ていて初めは、どれみ達がメインで出てくるわけじゃないし、初キャラのこの3人で大丈夫かと不安になりましたが、
杞憂でした。
むしろ主人公たちが現実世界の私たちみたいなもんですから、逆に感情移入できてしまいました。

89年〜97年生まれの世代にはかなり刺さる内容だと思います。

また作中のbgmは当時のTVアニメで流れていたものを使用しているようで、それも懐かしくて良かったです。

また今回はメインのキャラたちは全員俳優さんやアイドルの方でしたが、観ていて違和感なくすんなり観れました。
特に百田さんの声の演技は良かった。

おジャ魔女を観ていた私的には
総合的に良かったです。

ただ、おジャ魔女初の人は見てもあまり感動しないかも。

当時見てたけど内容忘れたて人はアマプラでおジャ魔女どれみ ドッカーンの最終回前5話くらいから最終話まで観てみて下さいそれだけ見れば充分ですし、映画もより楽しめると思います。

ちなみにこのラスト前5話はどれも演出が秀逸です。泣きます。ええ。
細田守さんも参加されてます。

これを機会に観てみてください。