YutaSaito

イップ・マン 完結のYutaSaitoのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
4.2
アメリカにやってきたイップマンに再び空手が立ち塞がる。
ブルースリーが外に目を向けたように新しい道を切り開くには内輪で籠もっているだけではいけないのだ。

シリーズを通してみて、イップマンはキャプテンアメリカのように市井の人々の自由と平和を守っているのであって、決して国のためや国対国のような右翼的な思想では戦っていないことがわかる。
その証拠に今回の悪玉のアドキンスは「空手」を使う「アメリカ人」である。このことからも国対国とかいう問題ではなく、それぞれが他者への興味や共感、思いやりを持っていくべきだとイップマンシリーズは教えてくれていると思う。
昨今の断絶が深まってる生きづらい世の中ではよりこのメッセージを強く感じる。

最後の必殺チェーンパンチで号泣してしまった。もうイップ師の怒涛のチェーンパンチをもう見れないと思うと寂しくなる。
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