Amazon primeにて鑑賞。
以前予告編を見てから気になっていて、レンタルしました。
本作の原作者でもあるヒキタクニオ夫妻は、いわゆる歳の差夫婦。
子供は作らず2人だけで生きていこうと考えて過ごしていたが、妻サチの言葉をきっかけに〈妊活〉をすることに。
子供を作ることの様々な出来事を明るく、温かく描いた作品。
終始〈妊活〉がテーマ。
しかし作品としてテンポ感がよく、とっても見やすかったです。
一筋縄では進まないだろうなと思っていたけれど、1回目成功の後の、子供の命が消えてしまった時、サチの涙は、感情移入無しには見られない程胸に刺さりました。
私は子供を作る経験や妊活の経験はないので、話に聞く程度でしか妊活のことを知らなかったけれど、方法も様々あるよう。
タイミング法、人工授精、顕微鏡受精。
そして色んなジンクスもあるみたい。
オレンジ色が良いとか、いちじくの写真を飾るのが良いとか、妊婦さんのオニギリが良いとか。
役者陣が素敵なのは勿論のこと、勉強にもなって、とっても好きな作品。
松重さんが食べるものは全て美味しそうに見えるマジックがすごい。
アイス、桃缶、ラーメン…
某グルメドラマが脳裏に浮かびます。
濱田岳さんの、憎いけど可愛い編集
伊東四郎さんの、頑固だけど愛のある父親。
サイコーでした！！！！
描かれている部分だけじゃなくて、
もっともっと不妊治療って大変なんだと思う。
でもそんな物語の背景までしっかり感じられる作品でした。
