けべん

私が、生きる肌のけべんのレビュー・感想・評価

私が、生きる肌(2011年製作の映画)
4.0
タイトルから想像できないが完全にホラー作品。グロい映像やびっくりするシーンがあるわけでないが、インパクトが強すぎてなんともいえない感情になる
この話を考えた人はすごすぎる、狂人だと思う。原題は小説『蜘蛛の微笑(Mygale)』。

話はタイトルの通り、人工皮膚の話。ただ単なる移植するしないの話に留まらず、どちらかというと倫理に触れている。
途中はなんだこれと思ったが、最後まで見ないと真相がわからない点もよかった。途中はなかなか見てるのも辛い展開が続いていたが耐えてよかった。
話の主軸は、人間関係の複雑さ。だれとだれが繋がってて、誰を想い続けているかという点だろう。
映像の見せ方も、場面展開は少ないものの、人の動きや感情など狂気の部分に焦点を当てていた。