私が、生きる肌の作品情報・感想・評価

「私が、生きる肌」に投稿された感想・評価

更紗

更紗の感想・評価

3.9
バンデラス医師の邸宅に美術品があちこちに置かれていて、特にシュールな裸婦画が廊下のいたるところに掲げられている様子は、どっちを向いても「肌」を連想せずにはいられない演出が巧い。

そして、「盆栽」をみて、バンデラス医師が人間を盆栽のように扱っているのが伝わる。
女性のしなやかさうつくしさが好きで好きでたまらないというパッションが伝わってくる作品だった。出てくる女が脇役や老女に至るまでうつくしい。これって女体、いや人体礼賛人間賛歌の一種なのかしら。むせ返るような美をバンデラスの濃さで受けて立つこのバランス。まじめに感想を書くと、うつくしい緊張感がある良い映画と思った。説明台詞の少ない映画が好きだ。ロベルがとても気持ち悪くて、彼の行為そのものよりある種の自己愛の極みのようなその心のありようがさいこうに気持ち悪い。えろいのでお茶の間で観てはいけない。(2016/5/10
Kota

Kotaの感想・評価

2.8
“一つだけ隠れる場所があるとしたら、それは君の中だ。”

整形外科医に6年監禁されて見た目を手術によって変えられた少女の話。って思って観たら回し蹴り顔面に食らうよ!もっと気持ち悪いお話。どっかで見たことある思ってたら“スパイキッズ“のパパやん…やめて…(笑)。

このレビューはネタバレを含みます

終盤、いろいろ想像してしまって、気持ち悪いの一言に尽きます。

やっぱり、亡き妻に似てると愛してしまうんですかねぇ、わかりません。性描写も本格的なので余計に気持ち悪いですね。

なんかもう自分が過激なゲイビデオを見てたんだと思うと、気持ち悪いしか残らないです。そうさせた今作はある意味素晴らしいんだと思います。
50Kenzo

50Kenzoの感想・評価

4.0
まごうことなき変態紳士のお話。

狂気というのか倒錯というのか、主人公が色々こじらせすぎて、とんでもない方向に話が転がっていきます。

久しぶりに映画観てクラクラした(-_-;
謎がゆっくり時間をかけて解けていくどんでん返しが気持ち良い

予告やパンフレット(?)の
あなたはこれを愛と呼べるか?
はロベルがベラに向ける気持ちって意味だと思うけど、元がビセンテだとわかっていても姿形が元妻だったら気持ちが向いてしまうのもわかるし、あれは愛なのかもしれない。極めて自分勝手だけど。

ビセンテが犯した罪は罪だし決して許されることではないから自業自得といえばそうだからそれほど可愛そう、、、って思わずに見れるから心が軽かった。
自分が逃げるために最善の策を講じて頭良いな〜!でも殺人したのは事実ででも誘拐されてたし情状酌量!

幸せな終わり方ではないにしても救いがあるからそれほど胸糞ではないかな!

脚本が素晴らしい!!!!
美しいほどに醜くて、切ない。
そんな物語だった。

サスペンス的な面白さはもちろん、
人間を定義づけるものは何か、考えさせられた、、
ような気持ちにさせてくれる。

結構エッチなシーンが多く、何度か巻き戻したことは否定できない。
バンデラス…、濃厚なこの顔がなんとも活かされた映画だと思う。ちょっとレトロな雰囲気の映像に、このバンデラスのお味噌のごとく濃ゆい顔が合うなぁ。

これは、ネタバレしない方がいいかと思いますのであらすじは省きます。

感想としては、男って、いや、ロベルト(バンデラス)ってアホやなぁ…というのが一番にきてしまうんですよね。そりゃそうなると思うんだけど。理系最高峰の医者なのに、そんなこともわからんかっ?!とか思うのは私のひがみなのか…。いやいや、論理的に考えてみて、ロベルト、いくら手術をしてもね、肝心のさ、○○がアレなわけでしょ?だからさ…、とか言いたくなるのですよ。

それにしても、ストーリー展開が引き込む、引き込む!ええ~?!っていう展開があれやこれやと続くので、目が離せませんでした。
間違いなく狂気じみた変態を描いた映画なのに、そこまでの嫌悪感がない。それってバンデラスだから?それとも私も変態要素があるってことなんだろうか…?あのトラのコスチュームのやつの方がむちゃくちゃ嫌悪感あったわ。
アルモドバル作品に飽きがないのは、スパイス程度のコメディがあるから。マリリアの死に際の表情、セックス時のロベルの間抜けな姿なんか、シリアス展開の上にあるのになんだかクスッとしてしまう。変態映画を観る、と意気込んだ、変態である「観る側」に不謹慎なコメディを与えることで、さらなる変態要素を与え変態を喜ばせてしまうアルモドバルの変態的構成力に拍手!
しほ

しほの感想・評価

4.0
全体的にめちゃくちゃ衝撃!
他の方達もレビューに
書いてるんだけど、、、
ほんとに変態映画だった。笑

もう全体的に衝撃なんだけど
女の人の正体とか、
そこに至るまでの過程とか、
その後の洗脳された人生とか
だいぶびっくり展開だった!

洗脳なのかな?
そうするしかなかったから?
その人生を受け入れて生きるって
ほんとにやばすぎる。

でも1番はお父さんね!
お父さんの性癖ね!
見た目同じだったらなんでも
いいのかい!って思った。
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