すかい

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのすかいのレビュー・感想・評価

4.2
ベストセラーである本自体の内容にはほぼ踏み込まず、それを取り巻くステークホルダーたちの関係性に重点を置いた作品。アートに対する純粋なる愛と才能の持ち主は、必ずしも商業的な対価を求めはしないという、ある意味シンプルな前提が背景にあるが、本作では時系列を操作したり、ただでさえ数の多い登場人物を互いに疑わせたりするなど、ミステリーの常套手段である、視聴者の先読みをことごとく裏切ってくる感覚を味わうことができた。それにしても、アレックス役のアレックスさん(名前が一緒だった!笑)の表情に作り方が...半端ではない...
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