おもしろかった〜〜
導入部から引き込まれる脚本や、全体を通して何重にもなる仕掛け、複雑な時系列の見せ方もうまく纏められていて、退屈することなく最後まで楽しめました。
やや淡白に感じたのは画面の地味さとキャラクターの俗っぽさがあったからだと思う。
特に悪役の思考と言動は納得のいく掘り下げが足りないためか、映画の雰囲気とも合わずに白けさせる部分があった。
テンポが良いのは悪い事ではないけど、前半部分、翻訳家たちの人となりをもっと丁寧にフォーカスしていれば映画全体に深みが増したのではと感じた。イタリアのおじさんとギリシャのおじさんすき