やっぱりカルカン

僕のワンダフル・ジャーニーのやっぱりカルカンのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前作より良かったです。
1と2は監督が違うみたいですね。
思うに前作と比較して無駄な(イーサンまたはCJと関係ない)転生が無かったこと、途中で虐待のような扱いを受けるシーンが無かったこと、納得できるラストだった事が大きいと思います。

逆に不自然に感じた点もありました。ベイリーがCJの行動範囲内で転生しすぎ、毎回CJと偶然再会しすぎ、母親のグロリアが突然改心した理由が説明されない、トレントの病気(映像や視聴者への伝わりやすさが最優先されており現代において一般的な治療実態に即していない)など、少々ご都合主義的な感は否めないです。
まあそもそも転生する設定自体がファンタジーですので、ストーリーや演出に対してゴチャゴチャ言うのは野暮な気がします。

未視聴の方はこのレビューを読んでないと思いますが一応言わせて下さい。
この映画は犬に限らず動物が好きな人におすすめですが、1は虐待シーンなどもありちょっとおすすめできないので本当に好きな方は2だけ見るとよいかと思います。それでじゅうぶん楽しめると思いますがイーサン&ハンナとグロリアの関係だけTwitterでも勘違いしている人が多かったので説明しておくと、グロリアから見てイーサンとハンナは血縁関係のない義理の両親になります。
ハンナの息子とグロリアが結婚してCJが産まれますが、妊娠中にハンナの息子が事故死してしまいます。イーサンはハンナの再婚相手なので、ハンナの息子と血縁関係はありません。

1は期待外れで泣けなかったのですが、2は大号泣しました。端的に言うと「ベタな展開だけど感動して泣ける。とにかく犬が可愛い」という感じです。
昔実家で飼ってた犬の事を思い出しました。犬ってほんとに飼い主のこと大好きですよね。猫も可愛いけど犬には犬でまた別の良さがあります。何年か経ってテレビ放送される事があったらぜひもう一回見たいと思えるいい映画でした。