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さくらのaonoのネタバレレビュー・内容・結末

さくら(2020年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後胸糞悪さと苛立ちしかなく、もう二度と観たくない作品です…。
こんなに不快感が残る作品だったとはタイトルやキービジュアルの美しい兄妹からはとても想像もつかなかったです…。

とにかく小松菜奈さん演じる妹の存在が受け入れられず、あまりにも自分勝手で無神経の塊すぎて腹が立ちました。
妹に関しては共感できる部分など一つもなかったです。
自分は障害持ちの人間なのですが、この妹にもそういう設定でもあるのでしょうか?そう見えるような描かれ方をしているように感じて不愉快で、もし本当にそうならかなり癪に障ります…。

ただただ吉沢亮さん演じる長男が可哀想でしょうがないです。一お兄ちゃんも彼女さんも本当に2人が可哀想で悲しくてやりきれない。
この2人には幸せになってほしかったからこそ妹が許せない気持ちになってしまいます。
正直北村匠海さん演じる次男が妹を殴るシーンではスカッとしてしまった程。

最後なんだか綺麗事で終わらせてましたが、意味が分かりません。
何が言いたいのでしょうか、この作品は…。
憤りを感じたまま主題歌が流れましたが、この主題歌がまた全然合っていなくて、作品の余韻など皆無だったので逆に救われたかもしれません。

ただキャストの皆様は流石の演技力で素敵でした。
吉沢さん、北村さん、小松さんというどこか独特の似た雰囲気を持たれている美男美女兄弟は眼福ものですし、難しい役柄を皆さん見事に演じられております。
寺島しのぶさん、永瀬正敏さん、加藤雅也さんも良い味を出されております。
キャストの皆様の素晴らしい演技こそが観た意味になりました。
それだけでも観た甲斐がありました。
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