やっぱり映画が好き

わたしは光をにぎっているのやっぱり映画が好きのレビュー・感想・評価

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)
3.7
両親を亡くし田舎で祖母の民宿を手伝う主人公ミオ。
上京して職を探すもなかなか上手くはいかない。
居候している銭湯でふと手伝いを始めたミオだったが、再開発の波がその町に迫っていた…

松本穂香が好きなんです♡って事でこの映画を選んだ。
彼女の一風変わったキャラとかハイテンションさは全く無く、おっとりして静かな性格ながらもブレない女の子を上手く演じていた。

言葉少なく不器用な主人公の成長物語は感じられるのだが、立ち退きを迫られる下町の人達の問題が呆気なく流されてたのが少し残念。

時代を逆光するかのようなノスタルジックな路地裏や商店街の人達を映してるシーンが好き。
昼間っから呑んでるであろうおいちゃんが楽しそうにワチャワチャしてるのってなんかいいんですよね。
あと銭湯の桶がかこーんって響く音も好き。

淡々とした日常を映すことにこだわってるのか引きのシーンが多く表情が読み取りにくいシーンがあったのでアップで撮ってほしい所も有り、、、

おばあちゃんの言葉がスッと心に沁みるし、何かに迷ってる時に観たい作品。
ラストの歌も印象的♫