わたしは光をにぎっているの作品情報・感想・評価・動画配信

「わたしは光をにぎっている」に投稿された感想・評価

昨年観た「四月の永い夢」がとても良かった、中川龍太郎監督作。
東京に出てきて下宿先の銭湯で働き始めたひとりの女性が、あるひとつのことを「ちゃんと終わらせる」物語です。
極端に台詞の少ない役を演じているのに、凛とした存在感が際立っていた主演の松本穂香さんを始め、彼女の面倒を見てくれるぶっきらぼうだけど優しいおじさん役の光石研さん、今、無邪気で少し軽薄な青年をやらせたら右に出る者はいない渡辺大知さん、姉御肌でしっかりものの女性がハマっていた徳永えりさんなど皆、出演陣が演技が達者で、とても見ごたえがありました。
決して言葉数の多い作品ではないのに、映像と「間」で多くのことを訴えかけて来るような、そんな作品です。
特に松本穂香さんが祖母の「出来ることからひとつずつ、出来ないことより出来そうなことから。小さなことでもいいから。」の言葉を彼女は全うしたんだな、と思わされるラストシーンには静かだけど、とても大きな感動がありました。
JIN

JINの感想・評価

3.8
『四月の永い夢』の中川龍太郎監督×主演・松本穂香ということで気になってた。
予告編で「大切なものが終わる時あなたはどう向き合いますか?」と問われる。
これは今の自分にとっても常日頃から問われてる問題。
なので、とても興味深いテーマだ。
当然向き合うにはその先のことも考えてしまう。
今までの生活がガラリと変わるのだから。
それに立ち退きの問題は自分も経験している。
また、今ならこのコロナ禍で否応無しに大切なものを終わらせなければいけない人達も多いのではないだろうか?

この作品に登場する人達が一体どんな風に向き合って考えてるのかは、あからさまに語ることはないので、映像でその演技を見て推測するしかない。
松本穂香演じる澪は、どうも東京の空気に馴染めず不器用で自分の感情を言葉にするのも上手くないので、見ていてだいぶ野暮ったい。
そんな彼女がどのように自分の居場所を見つけようとするのか?
その変化を見ていくのが面白かった。
エチオピア料理店が気になったなあ。

澪をとりまく下町の風景にやたらとそそられるものがあったなあ。
再開発でこうゆう日本の雑多な部分の風景もどんどん失われて行ってるのかもしれないね。
長年住み慣れた場所も、いつ誰かの都合で奪われるかもわからない。
変化を受け入れながら生きていくことを考えさせられた。
さん

さんの感想・評価

4.5
エモいって言うワードが嫌いなんだけど、この映画はエモいが良く似合うと思いました
nozomi

nozomiの感想・評価

5.0
普段は邦画を観ないんだけど、これまた普段は洋画しか観ない映画好きな上司との飲み会でお勧めの映画とかあります?って聞いた際にお勧めされた映画。控えめに言っても最高で、久しぶりに泣いた。自分が住んでいる場所が超高齢化の町だからこそ、想像力が働きすぎてしまい涙腺が崩壊した。

●距離を置いたカメラワークが最高
●主役の松本穂香さんはこれ以上ないドンピシャな配役。
●銭湯最高。銭湯に行きたくなる
●主題歌の「光の方へ」もイメージにピッタリ
●何気ない風景の映像美が凄い
●終盤に地元のじっちゃんばあちゃんみんな出てくるシーンずるい
●呑んべ横丁行きたすぎる
●しゃんとしましょう

最後の終わり方は、湯を沸かすほどの熱い愛に似てた。
言葉で心で光で、無くなるものの中にこれからずっと先大事にしたい思いがあった。とても好き。銭湯いきたい
み

みの感想・評価

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形のあるものはいつか姿を消してしまうけれど
言葉だけはずっと残る
ことばはこころだから
こころはひかりだから
印象的なショットがいくつもある映画だけど、実は水面を奥に見た船内のショットが一番すごいかもしれない。なんか怖い。
銭湯映画と言う事で。陽の光にあたる、お湯ってホント美しいんですよね。内容はいかにも日本的なフワッとした物語。

‪田舎から出てきた主人公が過ごす時間と、彼女が暮らす街を切り取った劇中劇のドキュメンタリー映画の部分が徐々にシンクロしていく瞬間が切なく暖かい。否応なく変化していくものがあってもそこで過ごした時間、出会いは忘れない限り輝き続けるものなのかもしれない。‬
がひ

がひの感想・評価

3.9
いい映画だなぁとほっこり。
ストーリーというよりシーンシーンで心に残るものがあった。
すっぽんのシーンが好きー!
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