主人公があまりにも内気でもどかしくなったけど、彼女なりに居場所を見つけていく過程が素敵だった。
いろんなことが変わっていく切なさ。悲しくてもそれでも、それぞれが生きていかなきゃいけない。
銭湯のお湯に手を入れてチャプチャプしてるとこ特に好き。
商業施設でなく商店街だったから、温泉施設でなく銭湯だったから、そこで生まれた会話と歩みがある。日常の生活と地続きだからなのかな
再開発によって愛されてきたものが消えてしまうのは本当に悲しいなと思う。取り壊されるということは、誰かの居場所が無くなるということ。好きな本屋、喫茶店、映画館があり続けるということは、自分の居場所があるということ。
カネコアヤノの光の方へが良かった。