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ラスト・クリークのJIZEのレビュー・感想・評価

ラスト・クリーク(2018年製作の映画)
3.5
就職の面接のため遠い首都ワシントンへと一人で車を走らせていた女子大学生が森の奥で迷った挙句に突然無法者の兄弟に襲われ最悪の事態へ巻き込まれる様を描きだす。開幕の主人公がランニングをする颯爽とした出だしから主演のハーマイオニー・ゴーフィールドのインディーズ映画でよくあるヒロインものかと思いきや、事態は突如一転して森の奥地をフィールドとした遭難サバイバルものへ変貌したのは、面白かった。またその土地を牛耳る連中にもまさかの奥行きがあり、一筋縄ではいかない描き込みはヒロインの置かれた絶望感を加速させている。主人公以外にも同じ大学の仲間がいたりしたほうが視野が広がったように感じた。僻地で同じ状況に立たされた時には自分ならどうするか?を切り替わり楽しめるサバイバルものだった。
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