キシケン

るろうに剣心 最終章 The Finalのキシケンのレビュー・感想・評価

3.8
過去編は6月公開の方でじっくりやってくれるみたいなので今回そこんとこはノーコメで書きます。あと、点数に関しては原作読んでるので補正入って低くなりすぎてるかもしれないです。
☆総評
原作とは違ったシナリオや演出が多く、気にいらない点もいくつかありましたが邦画の限界を超えたようなアクションシーンには文句のつけようがなく、無意識のうちに満足感に浸ってしまいました(笑)6月公開の方も楽しみにしてます!
◎良かった点
・新田真剣佑が演じた「雪代縁」。シスコンなのは原作通りで「やっぱり残念なキャラで終わるのか…。と思ったけど」ゴッツいフィジカルとチート級の強さで剣心を圧倒してた分、見応えあったネ。
・迫力ある演出。原作にはこういう無双ゲーのような「1vs多数」みたいなのはあまりなかったけどこれはコレで良かった。特に宗次郎との連携ラッシュ。予告で「日本の映画の歴史を塗り替えた〜」とか言われてたけどあながち過言でもないなと思わされたね。
・有村架純の緋村巴。すっげぇ巴さんだったわ(笑)マジで。そこら辺の中途半端なコスプレイヤーじゃ足元にも及ばないであろうクオリティでした👏🏻
・緋村巴の心情の解釈。「愛する人を奪った剣心を好きになっていく自分が許せなかった」という解釈はけっこう納得した。巴の心情はホントにわからなかったので助かりました。
・八ツ目無名異。原作ではMCUファンに叩かれるであろうあの見た目だったので、どのように収めるか個人的にけっこう気になってました。ボロボロの衣服や不気味な素顔でうまく演出できてたんじゃあないかと。
*気にいらなかった点
・監督、頼むから左之助と弥彦を救ってくれ。左之助はかませ犬みたいな位置付けで終わっちゃったし、弥彦もほとんど戦わなかったのはスゴく残念だった。原作では弥彦は、十本刀の蝙也倒したり、鯨波と死闘を繰り広げたりって、すげぇ成長性の高い良キャラなのにあまりにももったいない終わらせ方だよ…。特に「俺だけ弱いのは、もう嫌なんだよ!」は作中で最も印象的な弥彦のセリフだし、伝聞では終わらせて欲しくなかった……。左之助だって二重の極みを使っての戦い方を披露してほしかった…。悲しい😭
・もののついでに斎藤一も救って欲しかった。個人的には嫌いに近いキャラだけど彼も原作では剣心を追い込んだり宇水倒したり、色々な種類の牙突を披露したり活躍してるんだから、もうちょい見せ場が欲しかった。というか、個人的にるろ剣の面白さはそういう「主人公に負けず劣らずのカッコいいキャラ」が活躍するところにあると思ってるので、そういう意味でこのシナリオは若干残念ではあった。
キシケン

キシケン