RAIN

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版のRAINのレビュー・感想・評価

4.2
舞台1920年代のニューヨーク。
禁酒法を背景に非合法なビジネスも横行。
ユダヤ系の少年ヌードルスは仲間と共に混乱の時代を生き抜けるのか。

まず、こんな素晴らしい人生のドラマを観せてくれてありがとう。
青春を詰め込んだシーンから苦悩するシーンまで丁寧に描き切っており、時間も忘れて引き込まれてしまった。
エンニオモリコーネのノスタルジックなデボラのテーマも聴けて満足。

個人的にはデボラの聖書の雅歌を読み上げるシーンは忘れられないぐらい素敵。
あれは好きな人に言われたら一生忘れられない。

人生の教訓になる映画でもある。
ヌードルスがアヘンで過去を回想する訳だけど、本当に綺麗な思い出は色褪せない。
でも、起きたことを振り返って悦に浸っても時は戻らない。
今をどう生きるのか。人生は一度きり。
後悔しない生き方をするべきだと。
ヌードルスの仲間たちやデボラはどうだったのかな。
そう考えさせられた。
私は自分に恥じない生き方ができているだろうか。
RAIN

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