インド映画には珍しい
静かで繊細な作品でした。
こういうしっとりとしたインド映画、
もっと観たいなあ。好き。
結婚して4ヶ月。
19歳で未亡人になりました。
どうなると思いますか？
そこで人生終わりです。
日本では考えられないような
"村"のしきたり。
そして今もなお
根強く残るカースト制度。
『あなたの名前を呼べたなら』
この邦題が気になり観てみたけど、
タイトルが全てを物語ってた。
とにかくラトナの仕事の所作が美しい。
へりくだり過ぎず、
ラフすぎず。
さりげない気遣いと誠意を持って
身の回りのお世話をする。
まさしく"女性の鑑"。
こんな風に思ってしまう私の感覚は、
もう古いんだろうけど。
控えめながら
しっかりと旦那様に
自分の主張を伝えるラトナ。
ラトナの言葉を
しっかりと真心を持って
優しく受け止める"旦那様"。
壁を一枚挟んだ向こう側に感じる
決して触れられない温もり。
愛情と身分の間で
静かに揺れるふたりが、
見ていて凄く切なかった。
壁を壊す第一歩は、
"ラトナ"と"アシュヴィン"。
きっと、きっと。
色んな意味で対等になれる未来が
きっとここからスタートする。
ラトナの出すご飯が美味しそすぎて
お腹がグーグー鳴りっぱなしでしたわ😩
