過去、実際に起こった未解決事件であるグリコ・森永事件を題材にした作品。
子供の頃に自分の声をその犯行に使われた事を知った曽根と、事件発生から何年も経ったのちにこの事件を追うこととなった記者である阿久津の話。
曽根と阿久津がそれぞれ違う角度から事件の真相を追い求め、それが最後には一つに繋がり、真相が明らかになっていくストーリーに引き込まれた。
謎だった部分が徐々に明らかになっていき、この事件に関わった人達の人生や背景が少しずつ分かって行く過程もストーリーとしておもしろかった。
自分が信じる正義を、意志を持って実行したとしても、それが他の人間の人生を狂わすことがあると言うことを再認識。
