マーベル大好き

罪の声のマーベル大好きのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.2
実際の事件を元にして書かれた小説の作品かつ、源さんが出ているので楽しみにしていてやっと鑑賞。

とても良かった。野木作品の常連組も多く主演の2人だけでなくバイプレーヤーが作品により深みをだしていた。橋本じゅんさんの役柄はやはり面白い。
内容が暗いから主演がこの2人で良かったと思う。華がある人じゃないとより暗くなる。さすがの配役。

舞台が関西だから関西弁の小栗旬と京都弁の源さんは2人が好きな自分にとっては貴重な作品だったけど、関西出身の自分にはちょっと小栗旬の関西弁が気になった😅源さんは京都弁上手かったですね。微妙なイントネーションの違いなので大変だったのでは。

学生運動の話が出てきて学生時代友達が京大の吉田寮にいた時期に遊びにいった時のことを思い出した。
学生運動中の当時のチラシが打ちっぱなしのコンクリのそこかしこに貼られてそこの空間だけ時が止まったような、人の念が蓄積されているような場所で鳥肌がたったのを覚えている。運動をしていた学生の意志の強さが伝わってくるようなそんなチラシで、この作品を観て当時の学生たちはどんなことに苛立ち、運動を起こしていたのか少し理解出来た。


作品のストーリーも後半意外性が先が読めないところが多くすごく引き込まれる。

自身の正義が正しいと信じて貫くことは自分にとっては正しいのだろうけど…それによって得られる結果が正しいのかどうか。

色んな問題を投げかけてくる作品です。