見応えのある日本映画でした。ド派手なアクションとかどんでん返しとかはないけど、緻密に追われて暴かれる真相がまるでこの映画がフィクションだということを忘れ、ドキュメンタリー映画なのでは?と錯覚しそうになるくらい。
『アンナチュラル』や『MIU404』、『コタキ兄弟と四苦八苦』の野木亜紀子さんが脚本だから、と期待して観た分には少し物足りなさがあったかな。野木脚本特有のユーモアとか人物同士の関係性とかを、原作ありきの、しかも2時間と限られた時間のなかで描くのは難しいんだろうな。メインはそこじゃないし。