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ストゥーバーのEDDIEのレビュー・感想・評価

ストゥーバー(2019年製作の映画)
4.2
バチクソおもろい!2〜3分おきに笑った。ウーバー運転手と凶悪犯を追うレーシック手術したばかりの刑事のバディムービー。見えない刑事と戦闘素人の設定が次々に笑いを誘う。“砂漠の一夜”を過ごし一人前になる模様と家庭を顧みない男の父親としての成長も良き。

〈ポイント〉
・レーシック手術直後で目が見えない刑事という斬新設定がたまらない
・コメディとしてのテンポが素晴らしく3分に1回は笑う
・序盤のイコ・ウワイスvsカレン・ギランの格闘アクションは見応え十分
・ライアン・ゴズリングネタは爆笑
・中盤のストゥーvsヴィックの泥試合は声が出るほど笑った
・アクション映画のように上手くいかない的な演出も笑える
・ストゥーのウーバータクシー運転という設定を活かした終盤の演出は斬新

〈雑感〉
デイヴ・バウティスタ出演作にハズレなしというぐらい、個人的には当たりの俳優で、WWEの元スターという贔屓目なしに好きな俳優です。
特にコメディは外さないんじゃないでしょうか。間の取り方が上手いんですよねぇ。
そして、本作の相方は『エターナルズ』で一躍ヒーローの一員となったクメイル・ナンジアニ。
彼の表情がすごい好きで一気にファンになったんですけど、とにかくコメディアン出身でもあるので彼も間の取り方が抜群に上手い。
こんな2人がコメディ映画で組んだら敵なしですよ。

一見ただのウーバー運転手の設定のストゥーと屈強な刑事ヴィックという凸凹コンビな訳ですが、設定で面白いのがヴィックは視力が落ちたことをきっかけにレーシック手術しちゃうんですね。
レーシック手術って術後しばらくは視界がぼやけるみたいで、ハッキリ言って仕事では使いもんになりません。
そんな彼の見えない設定を見事に笑いに変える脚本の妙とマイケル・ドース監督の演出が相まって笑いが堪えられません。

そんな時に限って相棒を殺されて恨みまくっている凶悪犯オカ・テジョの情報が入ってくるもんだから、ヴィックとしては追わないわけにはいきません。
いやはやここまでコメディに振り切ったアクション映画はいいですね。
先ほどレビュー上げた『JOLT/ジョルト』もアクションコメディを名乗るなら見習ってほしいです。あれは全然面白くなかった…。

とりあえず気楽に笑える映画が観たい時にはオススメいたします。

〈キャスト〉
ストゥー(クメイル・ナンジアニ)
ヴィック(デイヴ・バウティスタ)
オカ・テジョ(イコ・ウワイス)
ニコール(ナタリー・モラレス)
ベッカ(ベティ・ギルピン)
リッチー・サンダースキー(ジミー・タトロ)
アンジー(ミラ・ソルヴィノ)
サラ(カレン・ギラン)
フェリックス(スティーヴ・ハウイー)
ブランチ医師(スコット・ローレンス)

※2022年自宅鑑賞36本目
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