仮想空間

パブリック 図書館の奇跡の仮想空間のレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
3.5
こちらも地元の映画館で鑑賞。
小綺麗に作ってあると思ったら意外と社会派。しかし主人公が立てこもりの主犯格である路上生活者たちとかつては同じ境遇だったという設定が作品の底でグネグネ動いてさすがだと思った。
トランプ政権下で問われた法と民主主義、そして報道。2010年代を総括したかのような作品で、日本にも同じことが言えてしまうことに恐怖してしまう自分もいる。
最後の、高らかに文学、そして図書と教養で体制を殴りつけるような描写に拍手。久々に名画に出会えた感じを味わえた。
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