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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のjustaperfectdayのレビュー・感想・評価

4.5
She was more than just a muse.
ウェス・アンダーソン監督作品のレビューはウェス・アンダーソン監督の世界を好きかどうかに余りに左右されるので、ウェス・アンダーソン監督作品を愛する一個人として、

ビル・マーレイにオーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディにティルダ・スウィントン、 フランシス・マクドーマンドとティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトとリーヴ・シュレイバーにマチュー・アマルリックと、ウェス・アンダーソン監督らしい豪華すぎる名優陣の中でも、ベネチオ・デル・トロとレア・セドゥの存在感が圧倒的すぎて、正直、ほんの少し、尻すぼみ感。
こんなところに、こんな役に、クリストフ・ヴァルツ、ウィレム・デフォー、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、ジェイソン・シュワルツマン、と驚き悦び眼福いっぱい。

ウェス・アンダーソン監督の代名詞、水平・垂直・日の丸構図が比較的控え目だった気もするし、モノクロも多い作品なのに、1カット観ただけで、ウェス・アンダーソン監督作品!としかいえない世界がやっぱり好き!
モノクロからカラー、カラーからモノクロへの移行や二分割画面も素晴らしいけれど、雪の描写が一番心に残っているかも。
そう思うと、あのアニメよりもウェス・アンダーソン監督らしくストップモーションアニメにしてほしかったなぁ。
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