きざわ

思い、思われ、ふり、ふられのきざわのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

軽率に星5をつけたのは最近ハマってる北村匠海が出演していることによるブーストでもあります。というかほぼそれです。単純な人間なので…

アオハライドは全巻持ってるけど、ストロボエッジも読んだことあって、この作品も含めて3作も映画化させてる咲坂伊緒先生すごいなあと。ただこの作品に関しては原作を読んだことがなかったので、予告編を見る限りとにかく切ない恋模様という感じだったから、実際に見て、ちゃんと全員が幸せになれる形で終わったことが意外で、素敵だった。

理央の朱里への想いがとにかく切なかった。
伝えたくても伝えることすらできない。
でも想いが抑えられなくなってキスしてしまう。
でも朱里の優しい嘘を知って、
それはノリだったと、
今度は自分が優しい嘘をついて、
これからも朱里の弟でいようと、
気持ちをおわらせた。

そこから由奈を好きになる流れは、
映画の時間の制約もあるからだろうけど、
ちょっと急な気もしたけど、
まあ由奈がしてきたことを思えば、
自然といえば自然かなとも思ったし、
2人が結ばれて、
まっすぐな由奈の想いも報われたのは、
よかったなと思った。

行き違い続けた朱里と和臣も最後には結ばれ、
それと同時に、
強がってばかりだった殻を破った朱里、
自分の夢を親にちゃんと伝えた和臣、
2人の成長も見られたのがよかった。

一点気になったのが、朱里の元彼。
あんまかっこよくなかったのはさておき、
朱里がいつも自分が傷つかないように
終わってから本心を伝える、ということを
伝えるためだけに突然登場させられたキャラ、
感が半端じゃなくて、なんだか微妙だった。

冒頭とラストでほぼ全く同じモノローグがある。
一言一句まで正確ではないと思うけど、

冒頭では、
朱里「全員が幸せになれる方法があればいい」
由奈「誰も傷付きたくはない」
和臣「なるべく笑って過ごしたい」
理央「そのための選択を常にしている、はず」

これがラストでは、
由奈→理央→和臣→朱里の順になっていて、
「はず」がなくなっていた。(たしか)

後日追記予定
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