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シライサンのKentaのレビュー・感想・評価

シライサン(2020年製作の映画)
2.4
"シライサン"。その名前を聞き、知ってしまうと呪われて死んでしまう。そして、出会ってしまったら視線をそらしてはならない…。
主演は飯豊まりえ。Jホラーの新たなキャラクターがここにて誕生する。

電話越しで弟が死んでしまった春男。そして、カフェで不可解な挙動を取り、突如友達が目の前で死んでしまった瑞紀。二人は赤の他人同士であったが、死んだ二人の共通点に気づいた春男は瑞紀とこれを機に出会うことになる。そして、死因は共通して眼球破裂というグロテスクなものだった。
二人は、共通点を探っていき、原因となった日に一緒にいたメンバーの一人の女性のもとに行くが、その子は何かを知っているようだった。話によると、"シライサン"にやられてしまったとのこと。
そして、その話を詳しく聞いてしまった春男と瑞紀も、その呪いの餌食となってしまうのだった…。

うーん…。そもそも期待はしてなかったけど、これはホラーなの。
Jホラーって幼い頃は怖いものって思い込んでいたけれど、実際、背筋がゾクッとするほどの恐怖を感じたことがないのが本音。今作も、ゾクッとなることはなく、フフッとなることばかり。鑑賞後にはなんとも言えない気持ちに…。いや、まぁ期待してなかったけど。

貞子さん?白井さん?もうどっちでもいいんだけど、『貞子』よりかはマシだったと個人的に思う。あれは期待したがために興醒めだったから。
今作の途中で、にらめっこシーンがあるのだが、心の底で大爆笑してしまった。二人で本気で目を離さないようにしてるなんて…(笑) あの時間なんだったの…。

そして、演者が謎に豪華(笑) 飯豊まりえと稲葉友に触れられがちだけど、染谷将太のことを忘れないで。谷村美月も忍成修吾も。サブキャラであんな名俳優出しちゃうんだから。
とにかく、退屈すぎて映画館を途中で抜けるってほどではなかったけど、微妙な作品だった。"シライサン"の黒目、よーく見るととってもキュート。
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