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Birth – おどるいのちのyのレビュー・感想・評価

Birth – おどるいのち(2017年製作の映画)
3.3
3人の監督による、出産をテーマとしたオムニバスアニメーション。

①『トルコで出産』/大橋弘典
トルコの男性と結婚した女性の子育てを自伝的に描いたアニメーション。凄く主観的で個人的な物語。よくある主婦の日常漫画みたい。第2子のメルちゃんの誕生を楽しみに母を支える息子が可愛い。トルコのことはあまり知らないけれど、そしてそれが分かるような作品でもないけど、子供大好きな国民性であることは分かった。
 
②『h-h-f』/池田爆発郎
独特の音楽に乗せて出産に立ち会う夫を描く。ホワイトボードに描いたような線画のみで、色のない画面なのになんか派手なのが凄い。タイトルの意味は、もちろんヒーヒーフーな呼吸法。河童みたいなインターンの2人がつくるリズムがドラッギー。

③『ととちゃんがママのおなかにきてたくちゃんが生まれたときのこと』/若見ありさ
前作の『Birth-つむぐいのち』同様に総監督でもある若見監督の作品。第1子でありお姉ちゃんとなる女の子の視点で母の出産までの過程を描く。わくわく感とママを心配する気持ち、出産に対する興味津々な様子やママの愛情を分けることに対する嫉妬心など。絵本的なアニメーション。
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