yさんの映画レビュー・感想・評価

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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.4

あすか先輩と、お姉ちゃんと。
演奏シーンを大幅に尺を伸ばして他キャラクターの見せ場も作ってる。本編の補完としてあまりにも完璧な映画。

ブルースチール(1990年製作の映画)

3.0

念願かなって警官になることが出来たメーガンは、着任早々にスーパーマーケットでの強盗を目撃し単身で解決にあたるが、抵抗にあい射殺。犯人が使用した銃を客の一人に持ち去られてしまうことから、歯車が狂っていく>>続きを読む

ニア・ダーク/月夜の出来事(1987年製作の映画)

4.0

西部劇を気取るやんちゃな若者が田舎の夜の街で出会った女は、どこか不思議な空気をまとっており…。軽い気持ちでナンパしたが最後、闇の世界に飛び込んでしまう青年。彼のことを心配する父と妹が、わずかな手掛かり>>続きを読む

ドーターズ・オブ・ドラキュラ/吸血淫乱姉妹(1974年製作の映画)

2.0

女吸血鬼同士の絡みから突然の惨劇まで約1分、非常に端的な導入ではあるが物語のオチから入るパターンの映画。
ヒッチハイクをする女と気の後ろに隠れる女の2人組。いわゆる美人局殺人を自ら何役もこなしている(
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.0

ラヴクラフトを敬愛する作家エリザベス・ケラー。母と娘3人で田舎に引っ越してきた家族が、道中ですれ違った奇妙なトラックに乗る怪しげな男たちによって、からくり屋敷のような自宅の地下に監禁されるという壮絶な>>続きを読む

花咲く部屋、昼下がりの蕾(2019年製作の映画)

3.8

「THE PERFECT DAYS」の役所広司ばりに家で植物を育てている波多野結衣。「CURE」の役所広司ばりに洗濯機の稼働音にストレスを感じる波多野結衣。
ディープキスの最中に挿入されるナメクジのカ
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MOTHER マザー(2004年製作の映画)

3.0

パスカル・ロジェの映画監督デビュー作品。まんま舞台にできそうな映画だなあと思った。恐ろしい子供たちに怯える女性の身に宿る命。何か起きそうで全然何も起きない、充満するおどろおどろしい雰囲気と不気味なロケ>>続きを読む

非情の罠(1955年製作の映画)

3.2

フランク・シルヴェラ演じるボクサーが主人公。隣の建物に住む美しい女性の生活が引きの窓越しに映る。カメラの位置が低く、リング下からの仰ぎショットばかりで観づらい試合風景。
ファム・ファタール。女性を取り
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魔界世紀ハリウッド(1994年製作の映画)

3.5

ハリウッドで実際に起こった赤狩りを魔法使い狩りに落とし込んだコメディ映画。天国に行けば名プロデューサーも監督も一人の人間に過ぎないという文脈でセシル・B・デミルにわざとらしく言及している、分かり易い赤>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

屠殺場で虐待をされていた少女→女性の精神崩壊と復讐に溺れる加害性の暴走を描いたサイコスリラー(というていで始まるホラー)。平穏な日曜の朝を過ごす家族をショットガンで皆殺しにしたかと思えば、今度は女が想>>続きを読む

湖の紛れもなき事実(2023年製作の映画)

2.4

しんどい方のラヴ・ディアス。未解決の失踪事件を追う正義漢の刑事が、捜査にのめり込むあまりに自我を失っていく。
他者を救うことでしか満たされない男だが、Philippines Eagleになり切って木の
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

近年のヴェンダースでは間違いなくベスト。ドキュメンタリー構想もあったという本作だが、毎日東京中のオシャレトイレを掃除して回る役所広司のルーティンには職人としての貫禄すら感じられた。

極力他者との会話
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鉄路の男(1957年製作の映画)

4.7

オープニングのスタッフロールが終わるまで延々と続く列車の通過を見上げる仰ぎショットの単純反復。鉄路に立ち塞がる男の存在に機関士が気付いてから電車が停止するまでのほんの10秒程度の間に、機関士たちの焦燥>>続きを読む