このレビューはネタバレを含みます
たった一行の手紙。
それが全てを物語り、全ての想いを伝える。
美しさに目を奪われ、あったかさに心を奪われる。
話としてはたしかによくあるものではある。でも、だからこそ意味がある物語なのだと思う。
もしかしたら、私たちはたくさんの言葉を伝えようとしすぎていたのかもしれない。
手紙で記載されている言葉は、とても簡潔で、短くて、スッキリしている。
それでも、溢れんばかりの愛は伝わる。
本音と建前という文化がこの国にはあるけれど、それとは別に伝えすぎず、伝える美しさもあるのかもしれない。
エイミーにとっての初めての友達。彼女にとっての生きる希望。
この2人を繋げたのが「郵便配達人」。
予告のテイラーの言葉の意味がわかったときに、思わず笑顔になる。
誰かにとってはどうということのない仕事でも、誰かにとっては救いになることだって、あるのだろう。
この作品に出会えたことに、感謝を。