2020/12/29
2020年110本目(劇場40本目)
監督 セリーヌ・シアマ
アデル・エネル
ノエミ・メルラン
【オルフェウスの悲劇】
主人公の女性肖像画家と孤島に住む美しき娘、画家とモデルの関係だった二人が、やがて激しい恋に落ちていく様を描くドラマ。
美しい二人、美しい映像、美しい物語、淡々としているが引き込まれていく作品だった。
見ていて個人的にP・ジャクソン監督の「乙女の祈り」にどこか似た雰囲気があるなと思った、あの作品の様なスリラー度はないにしても、絶えず何かが起きそうな空気感を感じた。
秀逸だったのはやはり祭りのシーン、美しくもどこか異様に感じるあの音楽、歌が頭から離れない、映像も素晴らしかった。
個人的には普段見ないジャンルの作品でしたが、ラストシーンの素晴らしさはに素直にジーンときた一本でした。
2020年最後の劇場鑑賞作品です。
“振り返って、私を見て"