燃ゆる女の肖像の作品情報・感想・評価

燃ゆる女の肖像2019年製作の映画)

Portrait de la jeune fille en feu

上映日:2020年12月04日

製作国:

上映時間:120分

あらすじ

「燃ゆる女の肖像」に投稿された感想・評価

NZfmks

NZfmksの感想・評価

4.5
画面がひたすら美しい。どのカットも絵になっていて見惚れてしまう。タイトル回収のシーンの幻想的な絵画のような見事さ。

体感時間1時間。

台湾で鑑賞。
ChangSu

ChangSuの感想・評価

4.1
表演很细腻。比较能体会其中情感。几首音乐令人印象十分深刻。火边的一场相当独特
sat

satの感想・評価

-
期待してなかったけれど結構好きだった…
綺麗…炎の音とか波の音とか…終わり方とか…好き…

ノエミメルランの目がとても魅力的でした
望まぬ結婚を控えるエロイーズと彼女の肖像画を描くマリアンヌ。被写体と画家。女性と女性。2人の視線、息遣い、筆感が雄弁に感情を写し出す。男性優位社会の理不尽に飲まれも想い返す最良の刻、その失われた過去の一抹の記憶が何より美しく切ない。
海辺、肖像画、蝋燭、緑のドレス、キス、炎、全てが完璧なまでに壮麗で脳裏に焼き付き離れない。

鑑賞から数ヶ月経った今も、劇中の2人の如く儚き記憶の物語に耽ている。大傑作。
hana

hanaの感想・評価

4.5
この映画のことを、2人の記憶を私は死ぬまで絶対に忘れないんだ
飯

飯の感想・評価

4.6
"Female Gaze"

男性は欠席しているが男性社会の圧迫感が半端ない。窒息しそう。

自然光と燭光から篝火。火の凝視。燃えている裾。

女のユートピア。

堕胎草。

剃らない脇毛。

燃焼する黒夜で現れた白いワンピース。

エロス幻想。

オルペウス的なお別れ。

少なかった音楽の中で、最後にヴィヴァルディ の『夏』が一日中ずっと心の中で響いていた。

単純にフェミニズムで解釈したら少し失礼ではないかと思ってしまう。よく『Call me by your name』と比べられるがこっちの方が遥かに美しく、壮絶である。

涙が出てしまうのよ。最後の長い凝視が終わった後、残された観客は無限な虚しさを噛み締めるんだろう。
エロイーズがマリアンヌの中で永遠になる事を選んだことが分かる焚火のシーンが印象的。

今のエンパワーメントの時代のように現実を変える力を持たず、現実でより長く一緒にいる事より、記憶に留めることに注力せざるを得なかった、悲しい話でもある(主人公が画家である事を鑑みると、このことはより説得力を増すのがニクい)。
それを象徴するオルフェウスの伝説に関する解釈も印象的。

REDカメラを用いて8Kで撮られ、キャラクターも皆サバサバしており、とにかく非常にモダンな作風の映画なのだけど、この根幹でしっかり時代劇である事を担保している所がウマい。
“Not everything is fleeting. Some feelings are deep”
MoeHase

MoeHaseの感想・評価

4.5
素晴らしすぎる。脚本が100%理解できなかったので4.5
日本語訳で早く観たい。なぜ日本公開、予定もない??どなたかお願いします🙏これは傑作です。
セリーヌ・シアマ監督によるとても静かで美しい作品です。なんで、これまだ日本未公開なの!?2時間強の作品ですが、全くダレることなく最後まで世界に入り込んで観ることができました。クライテリオン版のBDで鑑賞。

まだ写真がなかった時代。お見合い写真の代わりに肖像画を相手に送る時代。その肖像画を描くまでの話です。

👍この映画の素晴らしいのは三点。

😍ストーリーが素敵😍
何かすごいことが起きるわけじゃないんですよ。女性三人が絵が完成するまで一緒に過ごす話です。ボクは男なので、なかなか共感しにくい題材です。それでも彼女たちに共感することができた。これってすごいことですよ。

愛を知る女、愛を知らない女、孕ってしまった女。絵を描く女、描かれる女、それを見守る女。三人の女性の関係が徐々に変化していきます。『オルフェウスのとエウリュディケー』。なんでオルフェウスは振り向いてしまったのか?三人で寝る前に話をした。28ページ目に描いた肖像画。

何か事件が起きるわけでもない。でも、肖像画を描くまでの数日間が一生忘れられない時間になり得る。それが男のボクでも「なんかわかる!」と思える説得力ですよ。

😌音楽が素敵😌
この映画はとても静かな映画です。環境音もほとんどなく、音楽も使われません。音楽が使われるのはたったの二つのシーン。この二つのシーンがどれほど大切なシーンなのかがわかります。

そして、その音楽の使い方がとても自然です。音楽が流れる必然性があります。だって、音楽のシーンなんだもの。そこに音楽があるから、映画でも必然的に流れるよねと。その使い方がすごくうまいと思いました。

ちなみに、そのシーンの一つが表題にもなっている焚火のシーンです。そこで歌われる歌が「non possunt fugere(あなたたちは逃げることができない)」です。この曲はエンディングにも流れます。

🤩映像が美しい🤩
舞台が18世紀のフランスです。派手さはないけど、リアル。ああ、昔のスカートってそうやって履くんだ!とか。昔のタバコってそうやって火をつけるんだ!とか。たぶん、かなり時代考証をしていると思います。貴族の生活なんだけど、実際に生きている人間がそこにいるリアリティーがあるんです。再現されたファッションも素晴らしい。

この作品は8Kで撮影されたそうで、とてもディテールまでよく見えます。ヨーロッパの貴族の城のインテリア、再現されたファッション。そして、演者の表情。8Kで撮影された意味がすごくありますよ。

カンヌ国際映画祭のパルム・ドールは『パラサイト/半地下の家族』に譲りましたが、この作品は派手さはないですからね。ただ、ボクはですが、観賞後の余韻はこちらの作品の方が強く残りました。
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