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燃ゆる女の肖像のものレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
4.0
「趣味が合うからすき」とか「優しいからすき」とか情報からのすきじゃない、肉というか体というか…目を見て惹かれるとか「体」のすきを突き詰められた感じがする。
谷崎の刺青と同じような、情報より前にある惹かれというか。

デッサンの授業で人の体をひたすら書いた時に、人の形を捉える以上の奥行きというかもっと捉え所のないものを捉える感じがあったんだけど、肖像画を描く行為ってそういう相手の本質を掴むようなエロさあるなあって思った。

肖像を描く行為は形というか体から入って精神まで見ようとする行為の一貫だから、そこからずっとえっちだなと思った。

音も映像もシンプルだけど突き詰められてよかったのに、隣の人がなにか開けるペリペリペリ…が響きすぎて「おい!」って思った!
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