SAKURAKO

レ・ミゼラブルのSAKURAKOのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)
3.9

幼少期時代の生まれ育ってきた環境が子どもたち一人一人の生活における定義を作る。
本作ではそんな子どもと権力を握った大人における人権、格差問題を子どもにフォーカスして描かれていた。
『大人』である警察や市長だってもうこの環境が染み付いてしまってるから、暴力や権力を振りかざして制圧しようとしているだけ。抜本的に見直さなければ永遠の負の連鎖。

現代社会において問題となっている人権や貧困問題。このような映画が最近多いが、パリを舞台に置くことでこの問題を身近なものとして多くの人に届けばと思う。
映像の撮り方がドキュメンタリーらしさを漂わせるのでよりリアリティを突きつけられる作品だった。
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