レ・ミゼラブルの作品情報・感想・評価・動画配信

レ・ミゼラブル2019年製作の映画)

Les miserables

上映日:2020年02月28日

製作国:

上映時間:104分

ジャンル:

4.0

あらすじ

『レ・ミゼラブル』に投稿された感想・評価

マトリ

マトリの感想・評価

4.0
「アテナ」のレビューでこちらに似ていると書いている方が多かったので気になっていた作品
わかってはいたけど負のエネルギーが強過ぎてとても疲れました

主人公の新入り警官ステファンだけが真っ当な人間だったけど、たぶんそれはこの土地に来たばかりだからなんだろうな
ラストの緊張感がハンパない!
ステファン、イッサ少年、ドア越しのメガネ少年
誰が沈黙を破ったのでしょうか…

「アテナ」を先に観ちゃったので映像やストーリーの迫力はあまり感じられませんでしたが凄い作品だと思いました

イッサ少年よ…
鶏もライオンも盗んじゃダメ🙅
君は本当に悪いよw
5loth

5lothの感想・評価

3.5
2019年。ラジ・リ監督作。いやあ打ちのめされた。まず、サスペンスとして凄く面白い。そこに堆積した社会問題が沸々と蠢き、ひとつの街のコミュニティ同士の軋轢から怒りが噴出するのだけれど、その噴出地点というか世代が意外でもあり、そうだよな、ともなり。他人事ではない。

散々、子供をだしにした大人たちの調整や妥協の話と見せておいて、子供からの逆襲を喰らうっていうのは考えさせられる。そりゃ納得いかないし、未来、世代を象徴もしているだろう。ラストショットにも畏怖を感じた。

現在、社会と向き合う時には、もう怒るしかないのかな。悲しみや喜び、優しさではもう何も変わらない。あとは、どの側に立って怒るかなのだと突きつけられているような気持ちになった。

このレビューはネタバレを含みます

憎しみの連鎖、という部分ではユゴーのレミゼだった。こちらのレミゼでは暴力と憎しみの連鎖を断ち切れるのかの分岐点で終わるラストがとても良かった。
木暮修

木暮修の感想・評価

3.5
過去鑑賞。
コゼットもジャン・バルジャンも出てこない。2019年のパリ。
フランス映画だけれど恋愛映画ではない
刑事があだ名を付ける文化は日仏共通なのか。

原題 Les Misérables は、「悲惨な人々」「哀れな人々」を意味する。

「世の中には悪い草も悪い人間もいない。ただ育てるものが悪いだけなんだ」とヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』の一節が引用されていた。

始まってから終わりまであっと言う間だった。カメラが当事者目線で、登場人物のそばにいて観客も現場にいるような感覚になる臨場感。

ジャスティスというフランスのミュージシャンが2008年に作った『stress』という曲のMVを思いだした。そのMVは大友克洋の『AKIRA』とか見る感覚だったけれど、この映画はニュースやSNSを見る感覚に近かった。リアリティが格段に上がっている。それは作品の力なのか、時代のせいなのかを今、考えている。
MSQ

MSQの感想・評価

4.5
ヒリヒリとした感覚のまま“アテナ”経由でコレに行き着く。非常に緊張感ある演出で緩急あり。あんなタイミングで各々の視点持ってきてのあのフィニッシュはとてつもなく大きな鉛をぶっ込まれた感じだ。民族で人を括るなとか思うなホント。

多くは語らないがこれを公開時キャッチできなかったのは悔やまれつつ音楽だけでなく映画もディグしつづけアンテナは常に張り続けなければならないと再認識。

とても衝撃を受けた。放心。ほんと放心が凄い。

クリスが“アテナ”のセバスチャン!やべぇ!違いがやべえ(ある意味近いけど)。

“La Haine”“Les Misèrables”“Athena”この3つを体感できてよかったと言っておく。あの“レ・ミゼラブル”じゃねえぜアレでやられてんな。“レミゼ”でグッとくるとか言ってんなこっち観とけと書いておく。

そう俺たちは従順すぎる。
ヴィクトル・ユーゴーの書いた小説『レ・ミゼラブル』の舞台である、パリ郊外の街モンフェルメイユ。
移民や低所得者の多く住むこの街には今も"悲劇(レ・ミゼラブル)"がある。

ラストの騒動で溜飲を下げるとともに、少年と正体する主人公の表情がなんともいえない。

"友よ、よく覚えておけ、悪い草も悪い人間もない。育てる者が悪いだけだ」(ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」)"

2022-559/字幕
Gasoline

Gasolineの感想・評価

4.5
丸山ゴンザレスさんの取材の危うさに近いものを感じる

構造上の社会の歪みをスリリングな映像で見ることが出来る良い作品です
なかた

なかたの感想・評価

4.1
【レミゼラブルの命をかけた戦いの後も、争いは無くならない皮肉のような現実】

日本からだと分からない現代フランスの闇を
リアルに描いた一作。
あの有名な『レ・ミゼラブル』と舞台が
同じことで同名タイトルになっている。


▼概要
ビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」で知られ、現在は犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、現代社会が抱えている闇をリアルに描いたドラマ。

モンフェルメイユ出身で現在もその地に暮らすラジ・リの初長編監督作品で、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。第92回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートもされた。


▼良かったポイント
◉現代社会の課題、見えないフランスを知れる
日本からだと輝かしい街に見えがちなフランス。
それでも大きな移民問題が確かにある。
自分が知っていることは世界のほんの一部と
改めて分からせてくれる。
あろは

あろはの感想・評価

3.8
"友よ よく覚えておけ"
"悪い草も 悪い人間もいない"
"育てる者が悪いだけだ"
ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」

マリ共和国出身のフランス人、ラジ・リ監督の長編デビュー作は、生まれ育ったモンフェルメイユが舞台。

悪い警察官、悪い有力者、悪い大人たち。
生まれながらに悪い人間などいなくても、周りに悪い大人たちばかりという悲惨な現実。

子供たちは水鉄砲を迫撃砲に持ち替えて、悪い大人たちに復讐の牙を剥く。

撃つのが先か、投げるのが先か、鬼気迫る場面での睨み合いに、お互いの信じる心が試される。

分断するフランス社会に投げかけられた問い。

製作費不明
ヤギ

ヤギの感想・評価

4.5
現代フランスの「悲惨」を描いた群像劇。
新人警官の目を通して、高圧的で理不尽な警察、団地の治安の悪さ、黒人とロマの揉め事などを見せつけられる。この時点で表面張力ギリギリのカオスなのだが、とある出来事をきっかけに大きな騒動が巻き起こる。
環境や立場によって決まる人間性の傾向を思えば、単純な善/悪で切り分けるには、人間はあまりにも曖昧で不確かな存在であると思わされる。
人種間の対立、いったん落ち着いた後の各登場人物の二面性の描写には、ポール・ハギスの『クラッシュ』を想起させられた(というか絶対参考にしたことだろう)。しかし、本作はラストシーンでもっとも緊迫した問いを投げつける。その緊張状態こそが、現代のフランスを表しているような気がした。
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