TAKA

レ・ミゼラブルのTAKAのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)
4.7
2020-103-090-013
2020.6.14 新宿武蔵野館 Scr.1

・叩きつけられる現実、非情な世界
・負の連鎖
・信じたいです
・良質なエンタメ且つストロング・ピクチャー!
( ̄▽ ̄)b♪

現実
叩きつけられる現実
それは・・・
非情な世界

冒頭は2018ロシアW杯のフランス優勝に熱狂する人々のシーンから始まります。
(^_^)♪
ヒーローはエムバペ!
フワッホー!(* ̄∇ ̄)ノ♪
大人も子供も喜び爆発!
いい顔してます(^_^)

そんな子供達が
通常の生活に戻ります。
そこは
非情な世界
だけどそれが現実で普通。
生まれてきてからずっと普通。
酷いとは思わない。
自分達の行為が無法だとも感じない。
負の連鎖の中で生きています。

本作は、かの古典、ああ無情(レ・ミゼラブル)の舞台となる土地の現在(いま)を描いた作品だそうです。

200年の時を経ても
人間は偏見や差別を手離すことが出来ず
いや寧ろ・・・

フランスで移民に対する差別や偏見が問題になっていることは、ニュースなんかで頭では知っていました。
最高の花婿、なんて作品を見て、
フランス人も苦しみながら前に進もうとしてるんだな、なんて思っていました。

だけどそんな思いは
本作を観てぶっ壊されてしまいました。
現実は俺の思考を
越えてると言うべきか
全然検討外れだったと言うべきか
何れにせよ
非情を非情とも思わず
当たり前のものとして
生きてる人達や
育つ子供達がいます。
そんな世界が
先進国と言われるフランスでさえ
世界は・・・
・・・・・・・・・
それでも俺は
差別なく笑顔で生きられる未来を信じたいです。
・・・(^_^)

本作が凄いのは
現実を抉ったテーマ性だけでなく
エンタメ作品としても成立してるところだと思います。

真摯な思いに浸りながらも
エンタメ楽しめましたぁ♪(* ̄∇ ̄)ノ♪

良質なエンタメでありつつも
ストロング・ピクチャーでした!
( ̄▽ ̄)b♪
それって最高なんじゃないかな?
(^_^)♪
TAKA

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