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マティアス&マキシムのsaのレビュー・感想・評価

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)
4.0
そうか、この愛を描くかドラン、、、

エリカが撮影前に言っていたことが全てだなあ。「あなた達の世代にとっては抵抗があるかもしれないけど、自然なこと。男でもあるし女2人でもある、なぜか突然キスし始めちゃっただけ」(こんなだった)

この繊細さを描けるのはドランしかおらん、、、そしてそれを演じるドランの繊細さ。監督としても大好きだが、やはりドランが演じるとそのキャラクターが何百倍も魅力的に見える。
友情だし愛情だし。それをこんなにも完璧に描いてる。言葉に出来ない感情をわざわざ台詞にせず、そのまま表情や仕草で伝えてくる。台詞以外で語る力、、それがドランですよね。。。

実際の友人達との共演ということで、本当に日常的で、この友情アツい。。。友人達もそうなんだけど、ドランの描く女性も物凄く魅力的だよねいつも。性別なんてなんでも良くて、男でも女でも両性でも無性でも中性でもなんでも。ただ、なんでも良いからと言って無視していいかというとそうではなくて、その人の性に敬意を払うことは必要で、それが当たり前に出来ているのがドランなんだろうなと思っている。それがキャラクターの描き方を通して感じる。

そしてビニール、、完璧過ぎませんか、キスシーン、、、最強でした、、、
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