ぽぽん

北の果ての小さな村でのぽぽんのレビュー・感想・評価

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)
3.6
グリーンランドという国の大自然の壮大さと力強さと美しさが圧巻だった。

でも正直驚いた。
1つ目は現代社会において未だにこれほど自然と共存しながら生きる方々が同じ地球上にいるんだ、ということ。
そして2つ目は私からしたら不便な暮らしに思えることだらけなのに、村の方たちはきっとそんなことを考えたことすらなく、全く不満に感じていない、ということ。

遥か遠い北極グリーンランドという国の小さな村で暮らす人々。
でも彼らは私と同じ人間で同じ時間を生き、暮らしている。
村で暮らしたいかと聞かれたら私の答えは決してYESではないけれど、置かれた場所で咲くという言葉のように、自分自身に産まれて与えられたものの中で心の声に素直に従って日々を送る、ということに気づくことが心豊かに生きていくヒントなのかもしれないと教えてもらった気がする。
生きる、というより表現より、地球に生かされている、という表現が正しいのかもしれないとも思った。だからその流れに身を任せてもいいのかもしれない。

まるでドキュメンタリー作品を観ているようだなと思ったら、リアルとフィクションが合わさった作品とのことで納得。
子供の頃好きだった『世界ウルルン滞在記』というテレビ番組をふと思い出した。
改めて、全く知らない国で暮らす人々や文化を知ること私は好き。
ぽぽん

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