これみんな見てほしい。こんなに正しいことしか言ってない映画は清々しい。友情！愛！平和！そして笑い！これぞディズニー！って感じで嬉しかったです。
大まかなストーリーは技術を盗まれたゲーム開発者が、自分たちが作ったという証拠をそのゲーム内で探すというもの。その痕跡の残り方がなんとも、ロマンティックでした。
この状況のエッセンスは、作り手と作品の相思相愛ということだと思いました。AIという要素をつけることで、作品を擬人化したのではないでしょうか。
一方、現実界では、社員をモブキャラのように倒しまくる帝国主義的社長vs非力な社員たちの構図で、戦う労働者たちの姿が見えてきます。
つまりは、自分がやりたいと思い、誇りを持って働けば何か応えてくれるよ！というプロテスタンティズム。夢があって良いと思います。
この世界の大体の人間は実際モブキャラなので、だからこそゲーム内で大暴れしたくなるわけです。そうではなくて、この世界にサングラス軍団もモブキャラも無い、支配-被支配の関係はやめようっていうことで解決に導いているのかなあと。
最後に警官の友達が銃を捨てるシーンは象徴的で素敵でした。
１つだけ気になる点は、
主人公が、自分がはゲームの中のキャラクターであると気づいたときに、彼はショックを受けますが、どうして、ゲーム内の存在が必ずしも現実を憧れると言い切れるでしょうか？
私はそうならないと思うので、ちょっと気になりました。まあ細かいところなのでどうでもいいんですが笑
