manamisugiura

東京パラリンピック 愛と栄光の祭典のmanamisugiuraのレビュー・感想・評価

3.5
貴重な1964東京パラリンピックの記録映画。
恥ずかしながら、初鑑賞でした。

この56年間で、障害のある人を取り巻く環境も、スポーツの価値も、大きく変化していることが分かる。

当時の日本のパラリンピアンには、今のパラリンピアンのような貪欲さがなくて、みんなインタビューでも「メダルは取れないと思いますが…」って普通に言っててビックリ。
心と体のリハビリの一環でスポーツをしていたら、パラリンピックに出ることになった…という人ばかりで、歴史を感じた…

挙げ句の果てに、「気の毒な身体障害者」というナレーションまで(!)

それでも、世界中の選手が笑顔で交流する姿は今と何も変わらなくて、やっぱりスポーツっていいなぁと純粋にしみじみしてしまった…
あと表彰の時の国歌が生演奏なの痺れた。今もだっけ?

東京パラリンピック前にこの映画が見れて良かったなぁ。
なかなか渋かったけれど、じわじわくる映画。。