2023年 43作目
（劇場 39作目）
最初この名前を思い出すのに時間がかかった。
恐らく自分が高校生の頃だと思う。
ファイル共有ソフトが爆発的に流行った。
他にもカボス、ライムワイヤとかWinMXみたいなのもあったなぁ。
当時は今のように定額制のストリーミングサービスもなくましてやYouTubeだってない（劇中に登場する）
Winnyもその他と同じだと思っていたけど、開発者の意図は歴然と違っていたことがこの映画で分かる。
エンドロールで金子さん本人の映像が出てくるが、東出昌大、少し似てるなぁ。ボサボサの髪型とかメガネとか少し太ったりとか。（似るようにしてるんだと思うけど）
見た目もだけど、プログラマーオタク特有のソフトについて話し出すと急に饒舌になり話し始めたら止まらない、裁判中にも関わらず（笑）
そんな演技が、東出はやはり上手い。
主演は東出となっているけど、三浦貴大でもおかしくない。
これから出てくるであろうプログラマー達、日本の未来の発展の為に戦った弁護士達の物語でもある。
三浦貴大、久々に良い役な気がする。
ここんところクズ野郎ばっかりやってる気がしたけど（笑）
吹越満の冷静な尋問姿もシビれる。
吉岡秀隆演じる仙波の愛媛県警のストーリーがどう本筋のWinnyと絡むのかと思っていたら。
仙波も壇も未来の若者の為に戦った人間の1人だったのだと。
勾留されてから裁判終わるまでずっとプログラミングが出来なかった金子さん、もし捕まっていなかったら日本のIT界はもう一歩先に進んでいたんじゃないかなぁ。
