Winnyについては何となく知ってるくらい、たまたま空いている時間に上映があったこの映画をチョイスした、程度の関心で鑑賞。
結果、最近見た映画の中では一番いい意味で裏切られました。
プライベートは印象が悪いし棒演技とも言われる(ごめんなさい)東出昌大、この映画で結構見直しました。
少しお腹の出た感じの身体もリアル。
演技も自然で、彼を東出としてではなく、金子氏として見ることが出来ました。
主任弁護人の吹越満も渋くて良かったです。でも、酒の席でのはっちゃけた感じは違うなーと思ってしまいました。
ひとつ消化不良だったのは、愛媛県警の仙波(吉岡秀隆)のその後が描かれていなかったこと。
本筋に都合よく使われただけという印象です。
とは言え、時にはクスッと笑ったり、最後に泣いたり。いい映画でした。
袴田事件で、検察側の特別抗告が断念となった日にこの映画を見たのも何かの縁かなと。
何かあった時に、マスコミとか警察とか、片方の側からだけ見て判断してはいけないのだ、と改めて考えさせられたのでした。