Rope

パヴァロッティ 太陽のテノールのRopeのレビュー・感想・評価

3.9
圧倒的な歌声。オペラ素人の私でも、その凄さをひしひしと身体に感じる。
パヴァロッティの母は、よく彼を後押ししてくれたと思う。神からのギフトを趣味として終わらせず、世界に広めてくれて感謝。
歌が素晴らしいのはもちろんのこと。なんだろう。あの笑顔に引き込まれる。彼は行動的で、人を巻き込む力があり、そして愛かある。世界の子供達への活動も素晴らしい。
歌以外の彼のライフスタイルも垣間見れるが、前妻、後妻、愛人、娘達が出てきて、なんだかモヤモヤしてしまう場面も。惚れた弱みなのか、パヴァロッティは、欠点をも愛らしく思える魅力的な男性だ。
かくいう私も、映画を観終わる頃には、彼を好きになってしまった。
歌も彼も彼の人生も愛に溢れて素敵だ。これまで彼を知らなかったことが悔やまれるが、今からでもぜひ多くの人に彼の歌声を聴いて欲しい。
観賞後は、なんだか口を大きく開けて歌いたくなる映画です。
Rope

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