Amazonさんにおすすめされて、で観てみました。
お父さんと娘がナウシカの腐海みたいな奇麗だけど汚染されてる惑星に鉱石探しに行くお話しです。鉱石は真珠みたいに生物からできるらしくて取り出し場面はちょっとグロいです。
ならず者やスピリチュアルネイティブ原住民ぽいのも出てくるのでゴールドラッシュの西部劇ぽいです。でも説明は何もないので行間がすごいです。行間ていうか子供の頃の夜に大人たちが話してた、わかるのにわからない話を聞いてるみたいな、全く知らない土地で知らない人たちの会話を聞いてるみたいなそんな気持ちになります。つまりセンチメンタルです。
で、すげえ面白いです。めちゃくちゃ面白いです。
タイトル「prospect」で「調査・探索・天然資源鉱脈」な意味ですが、「予想・見通し・見込み・期待」って意味もあると思うと熱いです。ラストの表情とかやばいです。
あとヘッドホンとか時計とか宇宙服とかの小道具がめちゃくちゃかっこいいです。アナログSFガジェット満載でセブンのビデオシーバーとかが好きな人にはたまらない感じです。音楽もまさかのエミージャクソンや東京キッドブラザースです。
設定をはじめ陳腐な駄作になりえる要素満載ですが、幻想的な風景やノートの文字など圧倒的に作り込まれた世界観ときちんとした演技で奇跡の映画だと思います。
60年代風アナログSFの進化系で最高峰だと思うので、そんなのが好きで好きでどうしようもない人におすすめです。
