ゆかたん

PROSPECT プロスペクトのゆかたんのネタバレレビュー・内容・結末

PROSPECT プロスペクト(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

劇中で語られないけど世界観がけっこうしっかりしてる。派手さはないけど惹かれる。
すごーくディティール凝ってるけど、あえて語らない感じ。設定ものすごくあるんだろうな。雰囲気いいと思う。
へんに説明口調の登場人物出すよりずっと好き。想像する余地があるから。
スーツのメーカーとか型番がそれぞれ違いそうなことと言い、へんなとこリアルで面白かった。
説明はほとんどないので、考察しがいがある。コアなファンがいそうだけど、あんまりこの作品観てる人いないんだな。お金はかかってなさそうだけど、面白いと思うけどな〜。

主人公の少女、シー(ソフィー・サッチャー)が歳のわりに肝が座ってて、でも少女らしい感傷的な面もあって、好感。
本や音楽の中でだけ少女らしい自由を味わえたのかな。
父さん死んだ後、故障しちゃってから音楽聞いてたのも、多分現実逃避…ていうか気を落ち着けるためだと思う。なんかパパの薬でハイになってたけど。
ラストはあっさりだったけど、これからグリーンムーンに赤鬼伝説が誕生しそうだなー。