見て良かった。なんか五感をすごく刺激される映画。
太賀この映画で何個たい焼き食べたんだろう。カリっと音がして美味しそう。
初めの方、役者の台詞が聞き取れない位音が小さくて少しイラついたんだけど一生懸命セリフを聞こうとして気付いた。この映画はセリフだけじゃなくて生活音や自然の音、後ろで鳴る繊細な音楽をちゃんと聞いて欲しい映画なんだなって。タイトルが静かな雨って位だもんね…。
そして太賀とこよみさんの声がすごく心地よいって事にも気付いた。もしかして声でキャスティングしたんじゃないだろうか。
彼女が事故で記憶が出来ないっていう特殊設定の話だけどそこまで飛んだ設定と感じさせない程淡々とした撮り方をしている、だから特に何も起こらないまま終わるのかと思っていた。だけどちょっとした波風が立つ。穏やかな太賀の心の内が露わになり、こよみさんはこよみさんなりに努力していたのだと分かった時すごく心が揺さぶられる。
ドラマじゃこういうものは見れない、これこそが映画の良さだよなぁと思う。
正直今まで太賀に興味が無かったけど最近ドラマで引っ張りだこなのも分かる。すごくいい役者だわ。
