記憶。
視覚、聴覚、味覚、触覚。
記憶はとても美しく、時に残酷。
いい思い出も悪い思い出も鮮明に覚える。
覚えておきたい思い出も、そうでないものも、心の奥底に残るか消えるかはだれも予想できない…
親しくなりきる前の段階で関係性が固定されてしまったふたり。
記憶が毎朝リセットされてしまうから、これから毎日いっしょに過ごしたとしてもこれ以上深い関係にはなれない。
その現実に少しずつ疲弊していく様…
よく見るくっさい純文学
何故たい焼き屋を始めたのか、何故足が悪いのか、説明不足もいいとこ
その人の過去なんてどうでもいいじゃないという気持ちもわかる
『パーフェクトデイズ』も同じように平山の過去に関…
BGMを含め音がとても心地よかった。
日常そのままの生活音、声が聴き取りにくいのもリアリティあって。あと不規則に奏でるBGMが2人の毎日を温かく彩っていて少し救われた。
世界が違っても寄り添ってい…
いかにも中川龍太郎監督っぽい作風で、予想どおりの物語と映像でした。カップルのどちらかに記憶障がいがある恋愛物語は、過去にもいくつかありました。この作品はそのプロットを強調するわけでもなく、タイトル…
>>続きを読むどんな字書くの?ってことばすごくいいなあ、わたしも好きな人たちがどんな字を書くのかすごく気になる、名前の漢字も気になる、名前の由来も全部知りたい
ちゃんといまを生きてるのが自分が忘れてたもの(いまし…
一日一日が、優しい音楽と、環境音と、共に静かに穏やかに流れていく様子が心地良い。仲野太賀さんの瞳が美しく、行助の純粋さを現していた。一歩一歩ゆっくりと歩を進める姿を通して、何か生きるという意味さえ感…
>>続きを読む今まで観た中川龍太郎監督作品で1番すきでした
光の捉え方と温度感がほんとうに素晴らしく、やさしいけれど寂しくて切なくなる
それと高木正勝さんの劇伴が良すぎる
あなたの世界では雨が降り続けている
僕…
宮下奈都・文藝春秋