Lyra

糸のLyraのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
3.7
大号泣。 
中島みゆきの曲『糸』をテーマに男女の運命の愛を描いた作品になりますが、はっきり言うと良くあるパターンの恋愛映画ではあります。御涙頂戴映画、、、それが分かっていて見たので、あと、昔から恋愛映画好きで色々見てきたせいもあり、初めからラストがどうなるか予想がついてしまいます。きっと映画好きさんたちは同じパターンになると思います。
よく言えば、小松菜奈の役は、butterfly effectの女の子役ですね。
あちらはタイムスリップして何回も男の子が女の子を救いに行きますが、こちらの場合は、タイムリープなしだからか、手こずるわけです、、、すみません、少しjokeです。
ただどちらも愛する女子を幼児虐待から救いたい、貧困から救いたい、愛する人を守りたい、と言う強い愛は同じです!
小学生時代?の初恋をずーっと引きずったまま北海道から出て行けずに、同じ場所で生きていく菅田将暉と、
引きずりながらも北海道から逃げ続け、過去を抹消するかのように、上へ上へと上がって行くために、沖縄、東京、フィリピン、海外まで飛ぶ小松菜奈が、対照的で、でも、どちらも世の中、お金じゃない、と分かって真実の愛を欲しているのが、見ていて悲しくなりました。
終わり方は、無理矢理さが否めないし、
榮倉奈々が亡くなるのも2人がくっつくためか?なんて思えてしまい、ご都合主義が続くのは、何だかなーと現実に戻ってしまう。
斎藤工の役どころも、「金じゃない」と小松菜奈に言わせたいためか?と考えると、いらない役な気もしてきます、、、が、全体的に、色々、荒が見えて分かってはいるけど、結局、泣ける映画でした。
きっと皆んな、運命の糸を信じたいからでしょう。
これで菅田将暉と小松菜奈が結婚に至るか?と言ったら、それはなさげ。
きっと3部作を一緒に撮ったと言う道のりがあったからですね。
デストラクションベイビーズも、溺れたナイフも見て感想を書きましたが、個人的には、溺れるナイフが1番好き。
アレで菅田将暉が惚れた気がする。
あれは美味しい役ですからね、小松菜奈のは。
アチラを見ると、好きな男性を狂わしたくなる映画。
コチラは、運命の赤い糸があるのを信じたくなる映画、、、かもしれません。
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