じょうだいさんの映画独白

音楽のじょうだいさんの映画独白のレビュー・感想・評価

音楽(2019年製作の映画)
4.5
神作画とは一線を画するなんじゃこれクオリティ。しかしそれは音楽がぶっ壊すべき平坦で退屈な日常そのものであり、終盤の躍動を引き立てるための振り。規範も気品もない混沌から心打つ慟哭が主旋律となり、雑音はやがて音楽になる。

あれは一体なんだったんだろう。伝説の瞬間というものは、振り返るとそう思うしかないというものなのだろう。